新しいことに
挑戦できる。
だから、
成長できる。
CAREER
入社のきっかけと、現在までのキャリアいきなり主要部品の
プログラム作成を
任された
新人時代。
前職では、工務店で戸建て住宅や集合住宅の建設現場の監督をしていました。転職を考え始めたきっかけは、より自宅から通いやすい職場で働きたいというものでしたが、この会社と出会い、ここなら前職と同じように形に残る仕事ができるのではと興味を持ちました。面接に来たときに印象的だったのは、業界未経験者の僕に「機械加工と組み立て、どっちがいい?」と選ばせてくれたこと。個人の想いを尊重しつつ、新しいことに挑戦させてもらえる環境があることに、まず驚きました。さらに、入社後の最初の仕事で、船舶用ディーゼルエンジンの主要部品であるピストンの新規開発チームに加わり、その加工機のプログラム作成を担当することになったことにも驚きましたね。てっきり、新人は素材の測定や簡単な加工といった仕事からスタートすると思っていたからです。それなのに、社内でもまだ誰も経験したことのない部品の開発に携わることになるとは。しかも、この船舶用ピストンは万一不具合があれば、船が動かなくなるというくらい重要な部品。加えて、形状が複雑で2/100ミリの精度を求められるため、市販の工具では対応できず、その製品を削り出すための専用の工具づくりから行うほど責任ある仕事だったのです。プログラム作成も何度も何度も検証をくり返してようやく完成しました。当時はまったくの新人だったため、先輩方には相当の迷惑をかけましたが、今思うと、この仕事を最初に任せてもらえたことを誇りに思います。正直、大変な場面もありましたが、そのぶん完成したときの感動や達成感も大きく、その後の仕事に対する自信にもつながりました。
挑戦
今挑戦していること、その壁自信を持って
働いてもらうために、
指示の仕方を
工夫する。
15年目となる現在は、製造部の部長として部全体の人材育成や生産管理を担当しています。ちなみに、「部長に挑戦してみないか」とお声がけいただいたのは、約1年半前。最初は自分に務まるのかどうか不安もあり、断ろうと思いました。ただ同時に、やったことのない仕事に挑戦できる期待を感じている自分もいて、最終的には思い切って挑戦することを決めました。でも実際にやってみると、やはり、すぐ壁にぶつかりましたね(笑)。最も感じたのは、伝えることの難しさ。この会社では社員一人ひとりが持っている技術も違えば、外国籍の方との言葉の壁もあったため、コミュニケーションには苦労しました。一方で、自分のやりたいことを伝える相手が機械から人に変わっただけで、仕事の取り組み方はこれまで携わってきた機械加工のプログラム作成と同じなのではという気づきもありました。誰に何をお願いし、どう伝えるかを工夫し、動いてもらうという点では共通するものがあったのです。とはいえ、相手は機械ではなく、人間。その人が主体的に自信を持って働けるようにすることが大切です。あえて難しい仕事に挑戦してもらったり、たとえ渋い顔をされても食い下がってみたり。その人の持ち味が活かせるような仕事を与えつつ、つまずいたときには一緒に考えるように心がけました。その結果、本人が達成感を得られて喜んでいる姿を見ると、ものづくりとはまた違った人づくりのやりがいを感じますね。
ATTRACTION
今後、会社の魅力失敗してもいい。
自分で考え、
チャレンジできる人を育てたい。
今後は、製造部の部長としてチームメンバーの育成により一層力を入れていきたいと思っています。具体的には、一人ひとりの技術レベルを上げていくことが目標です。そのためには、彼らが壁にぶつかったとき、まずはその原因を自分で考えてもらうようにしたいと思っています。僕自身としては、失敗はかまわないと思っているんです。大切なのは、失敗したときに次にどうするかを考えること。改善策を考え、実践する中で、できなかったことができるようになり、そうやって技術力は上がっていくと思うからです。そして、その一人ひとりの成長のサポートをするのが、僕の仕事です。僕自身もリーダーとしてはまだまだですが、メンバーに仕事を任せる過程で一緒に成長していけたらと思います。最後に改めて、この会社の魅力は新しいことに取り組む姿勢。会社として未知の領域への挑戦をいとわないだけでなく、社員に対しても、どんどん新しい仕事を任せる風土があります。かつての僕のように、最初は右も左もわからなくても心配ありません。意欲さえあれば、知識やスキルは後から磨くことができます。チャレンジ精神あふれる方々と一緒に挑戦し、成長し続けていきたいですね。
PEOPLE
先輩たちの
これまでとこれから