代表取締役社長
生産性で
勝負する会社から、
最先端のものづくりで
勝負する会社へ。
父親の会社を継ぐ前は、自分自身でITの会社を経営していました。コピー&ペーストで新しいものをつくることができる世界。一個ずつを手間暇かけて製品を削り出す大日製作所の仕事とはまるで異なる世界です。だから、最初にこの会社に来たときは少し戸惑いましたね。
さらに、当時の大日製作所は最新のマシニングセンターこそ導入していたものの、その使い道は単純な形状の部品をより効率よく製造していただけ。正直、事業の拡張性も成長戦略も感じることができませんでした。ただ、父親が健全な会社経営を続けてきてくれたおかげで、新しいことを始める原資は豊富にありました。そこで、私は当時国内では発売されたばかりの5軸制御のマシニングセンターを購入。生産性で勝負する会社から、最先端のものづくりで勝負する会社へと事業の舵を切ったのです。とはいえ、設備だけそろえても、最先端のものづくりはできません。海外から5軸制御のマニュアルを取り寄せ、自分たちでソフトウェアのプログラムをゼロから作成するなど、試行錯誤をくり返しました。でも、面白いものですね。最先端の設備を導入したら、「5軸制御のマシニングセンターを操作してみたい」とものづくりへの好奇心が旺盛な技術者が大日製作所の門を叩くようになり、その新しい仲間に刺激を受けるように昔からいた社員も技術の勉強に熱が入りました。
さまざまな業界の
難しい分野の仕事に
挑戦し続けていきたい。
そこから私たちは毎年、年1台から2、3台のペースで5軸制御のマシニングセンターを購入。気づくと設備は大小合わせて30台まで増え、現在では入社したての社員でも気軽に扱うことができるほどのものづくりの環境が整いました。そして、最先端の設備と社員の頑張りによって、事業内容もここ20年で大きく変化。今では航空エンジンや船舶用ピストン、産業用ロボットの部品といった形状が複雑で、通常の機械加工会社では簡単に手を出せないような難易度の高いものづくりが主な事業となりました。お客さまのなかには「大日製作所となら、新しいことに挑戦できそうだ」と私たちの社風に期待して依頼してくださる方もいらっしゃいます。また、最近ではものづくりとITを融合して生み出した製品や生産技術そのものの開発にも力を入れています。従来のものづくりの弱点をITの力で補うことで、より自分たちにしかできないものづくりを確立させ、さまざまな業界の難しい分野の仕事に挑戦したいと考えているのです。そして、近い将来、自分たちの作った部品がロケットに搭載され、空の先、宇宙まで飛んでいくことができたら。そのためにも、今後も、ものづくりへの熱意あふれる仲間に入社してきてほしいですね。自分の可能性を信じ、仕事だけでなく、人生の探索も一緒にできる仲間たちと出会えたらと思っています。
VISION
世界市場での
グローバルニッチトップ
特定の商品・サービスについて、
10%以上の世界シェアを確保する
研究開発・設計から
製造・販売までの
戦略的実施
• 特定分野での実施
• 外部技術とのアライアンスによる実現
• 工程ごとの外部提携
デジタル
マニュファクチャリング
• 全工程におけるデジタル化早期適用
• 外部技術利用は産業集積度にて選択
PHILOSOPHY
経営理念
向上心をもって進取の気質で仕事に取り組み、
ものづくりを通じて産業発展に貢献し、
社員の物心両面の幸福を目指す。
基本方針・経営姿勢
- 優れた品質の提供の保証を目指します。
- 新分野や新技術への積極的な関与を通して
社会に貢献します。 - 社員が幸福になるための道場であり続けます。
- 嘘をつかないことで社会的責任を果たします。
行動方針
失敗をおそれず常に新しいコンセプトや技術に「挑戦」することで仕事力が「進歩」し、
結果、大日製作所に関わるすべての方が「進化」することを目指し、常に新しい分野に取り組んでいく。